レッドクローバーの効果と安全性 生理前・更年期のハーブ

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学名
Trifolium pretense
科名
マメ科 Febaceae
別名
ムラサキツメクサ、アカツメクサ
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イソフラボンを摂取できるハーブ

春になると公園などで見かけるレッドクローバー。

植物エストロゲンのイソフラボンを摂取できるハーブです。

古くより更年期障害や喘息・百日咳・骨粗しょう症の治療に使用されてきました。

近年、更年期対策として人気の上がってきたハーブです。

有効な症状

科学的根拠あり(小規模な試験)

ホットフラッシュ 寝汗

民間療法

喘息、百日咳、骨粗しょう症

レッドクローバーの摂取

イソフラボン、フラボノイドなどを含んでいます。

摂取方法はサプリメント、ハーブティー、チンキなどがあります。
それぞれに特徴があり、どのタイプが合うかは人によって異なります。
色々と試して自分に合うものを探してみてください。

1年以上の継続摂取による副作用の報告はありません。1日当たりの推奨摂取量は抽出物40~80㎎です。

サプリメント

さまざまな成分が高濃度で摂取できますが、精油成分が摂取できません。

ハーブティー

一般的には高濃度ではありません。ゆっくりと優しく体質改善を行いたい方に向いています。

すっきりとまろやかな味わいで、日本人には飲みやすいハーブです。

チンキ

成分を生に近い状態で摂取することが可能です。海外では最もメジャーな摂取方法です。

レッドクローバーの注意点・禁忌

血液の凝固を遅らせる可能性がありますので、手術前は注意が必要です。

短期間摂取時の子宮内膜に変化は見られませんが、超長期で飲む場合の報告数が不足しています。これまで重大な報告はありません。

レッドクローバーの科学的根拠

これまでに183件の試験報告のうち、学術レベル(RCT)に適した試験は11件でした。

信憑性の向上のためには、多くの大規模試験が必要です。

ホットフラッシュに関する試験

レッドクローバー対プラセボ

過去の研究結果の分析において、6件の試験では、プラセボ群と比較して赤クローバー治療患者の方がより大きな減少を示した。

MDは-1.99であった。 p> 0.067)(Baberら、1999、 Lipovacら、2011、Ticeら、2003、van de Weijer and Barentsen、2002、Knightら、1999  、Jeri et al、2002)。

レッドクローバー対ブラックコホッシュ

レッドクローバーとブラックコホッシュを比較した試験。(Geller et al.2009)それぞれホットフラッシュの頻度が51%と34%減少しました。 しかしながら、効果の大きさは統計学的に有意ではありませんでした。

レッドクローバー対ホルモン補充療法

レッドクローバーとホルモン補充療法を比較した試験。 レッドクローバーとホルモン補充療法は、それぞれホットフラッシュの頻度の51%と93%減少しました。 効果の大きさは統計学的に有意でした。:MD = -36.74(8.44〜65.03p = 0.011; 31人の女性)

ホットフラッシュの強度に対するレッドクローバーの効果

ホットフラッシュの強度に対する試験を7回行った経過です。
被験者の数が少ないため、結果にばらつきが生じています。

1回目の試験(信憑性:中)

レッドクローバー群で統計的に意味ある減少(47%)が見られたが、比較対照群では変化があまりなかった。

2回目の試験(信憑性:中)

ホットフラッシュの強度はプラセボ群(2%)と比較してレッドクローバー群で有意に(85%)減少し、統計的に意味ある変化でした(p <0.05)。

3回目の試験(信憑性:中)

ホットフラッシュの強度が、プラセボ群(p = 0.04)と比較してレッドクローバー群ではっきりと減少しました。

4回目の試験(信憑性:中)

3/6/9/12ヶ月の4つの期間でのホットフラッシュ強度を評価しました。
ホットフラッシュの強度は、比較対象およびレッドクローバー群の両方において3ヶ月まで同じでしたが、レッドクローバー群については3〜9か月の間でホットフラッシュに対する有効性が低下しました。

5回目の試験(信憑性:低)

12週間でレッドクローバー(58%)とプラセボ群(62%)の両方で統計的に有意な改善を示した。 統計的に意味ある試験ではありませんでした。

6回目の試験(信憑性:低)

レッドクローバー(p <0.001)およびプラセボ群(p <0.001)の両方において、軽度、中等度および重度のホットフラッシュの頻度が有意に低下した。しかし統計的に意味ある数値ではなかった。

7回目の試験(信憑性:中)

レッドクローバーとプラセボの2つのグループを比較しましたた。 ホットフラッシュの重篤度は、レッドクローバーでは2.28±1.30から1.42±0.96に減少したのに対し、プラセボ群では2.33±1.28から2.11±1.0の減少にとどまりました。 2つの群の比較は、統計学的に意味ある変化でした(p = 0.003)

ホットフラッシュに効果的な理由

エストロゲンの減少で起こるホットフラッシュに対して、レッドクローバーの植物エストロゲンが穴埋めとなり症状を緩和します。

植物エストロゲンがホットフラッシュに及ぼす影響については、プラセボ群と比較して、統計的に優位に低下することがわかっています。

参考文献

National Center for Complementary and Integrative Health (NCCIH), Red clover

Sarah Vadeboncoeur and the CAM-Cancer Consortium Red clover (Trifolium pratense) 2017

Avicenna J Phytomed. Effects of red clover on hot flash and circulating hormone concentrations in menopausal women: a systematic review and meta-analysis 2015 Nov-Dec; 5(6): 498–511.

Climacteric. Efficacy of phytoestrogens for menopausal symptoms: a meta-analysis and systematic review 2015 Mar; 18(2): 260–269.

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MIYAMOTO

MIYAMOTO

女性のホルモンをハーブで整える研究をしています。 HARE BAREのMANAGERです。 趣味は料理とウォーキングで、野菜中心の生活に2018/02/13から変えました。 NAPS(国際PMS協会)研究会員 NAMS(北アメリカ更年期協会)研究会員
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